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失敗してもいいよと言ってあげること、それに伴う責任と覚悟。


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前回、やめないことが大切だ!なんて大それた締めにしてしまったせいで、すっかりブログを書く手が止まってしまっていたのでした。
こう見えてプレッシャーには滅法弱いほうで…、などと言うと親しい友人からは苦笑混じりに「知ってる…」と言われる程度に小心者なのです。

履歴書など失敗できない書類を書いたりするのがとても苦手で、いつも大量に買い込んでしまうタイプ。
「それに比べればブログなんて」という声もあるでしょうが、なんだか変に自分で自分のハードルをあげてしまったせいで、こんなことになっていたのでした。

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さて、そんな風に私が悶々としている中、子供のお友達家族が我が家に遊びにきてくれたのでした。

気持ちを切り替え、関西仕込みのテクニックで私がタコ焼きを作り、次から次へと胃袋に消えていくというひと時を過ごした後は、お決まりの子供達が精一杯遊ぶ時間。
そんな子供達を眺めながら、こんな日だけは許される明るいうちのお酒でいい気持ちになっていると、先ほどまでの悩みは何処かへ溶けて消えていくようで。

ちょっぴり気分が良くなった私は、子供達に缶バッジ作りを提案してみました。

以前、バッグにつけるバッジを作ろうと買ったキットが余っていましたので、ちょうどいいのでこれを使ってやろう、と考えたのです。
コピー用紙に自由に絵を描いて、それを使ってバッジをつくることができるので、仕上げの作業だけ大人がやってやれば子供と一緒に楽しむことができるのです。

さて、やらせてみると、色々なことに気づきます。
同じ年の子供達でもそれぞれ性格が違って、何も考えてないような子、慎重に絵を描く子、アプローチが色々なあるのです。

そんな作業の中、一人の子がモジモジしていました。聞くと絵を描く時に少し失敗してしまったとのこと。

そこで私はもう一枚の紙を用意してやり、加えて一人二つずつバッジを作っていいよ、と伝えてやりました。
するとその子だけでなく、周りの子たちも生き生きとした顔で、のびのびと絵を描き始めたのです。

一度きりしかないというプレッシャーが無くなったことが、その子だけでなくその場の全員の創作意欲に火をつけたのでした。

一度きりの人生とは言いますが、たった一回の失敗で全てがダメになってしまうなんていうことは稀です。
ましてや今回はちょっとした缶バッジ作りなのです。

そればかりかチャンスが増えたことで、それぞれの子が色々なバリエーションのバッジを作りだしました。

実は一人一個ずつ以上のキットがあることは、はじめから分かっていました。
これは意地悪でもなんでもなく、ただ言っていなかっただけで。

ただ、一言「大丈夫だよ」と伝えてあげるだけで、子供達がこんなに生き生きしたことがとても印象的でした。



これはきっと大人の仕事の場面でも一緒なのではないでしょうか?
失敗しても大丈夫だよ、と言ってもらえるだけでとても気が楽になります。
そしてこんな時にこそ、新しい何かが生まれるのかも、と。



ただ、「大丈夫」という側にも責任と覚悟が伴うことを忘れてはいけません。
私は、私の手の届く範囲だけでも「大丈夫」と言って寄り添ってあげられるように、その自信を積み重ねるためにこうやってブログを書いているのかもな、と思ったりしたのでした。



こんなエントリもあります。
これは楽しい!簡単に缶バッジが作れちゃう自作セット「NewCanバッチgood! 」でオリジナル缶バッジを作ってみた! | 切り抜きジャック

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(デザイン+イラスト+ガジェット)×ヒラメキ=ワシヅカミクリエイターのタムカイ(@切り抜きジャック)でした。
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