本当に伝えなければいけないことを伝えるために必要なこと
デザイナーという職業で日々ご飯を食べたり、ガジェットを衝動買いしております、タムカイ(@tamkai)です。
デザインの役割には色々なものがあるのですが、その内の一つに自分の意図やメッセージを相手に伝えると言うことがあります。
そして、その中には決して間違ったり、誤解されてはいけないものも。
さて冒頭の写真は今日のお昼に食べた韓国海苔についてきたシリカゲルの袋。
この袋を見てあなたはどう思いますか?
シリカゲルと言うのはもちろん食べられないし、四カ国語の注意に禁止の絵までついていて親切、そう思いますか?
我が子の感想にヒヤリとした
我が家の四歳になる子がこの袋を見て言いました。
「おともだちがおいしそうに食べてるから、自分も食べたい」と。
そうなのです、ウチの四歳児に英語と中国語と韓国語は理解できません。
かろうじて読める日本語はひらがなの「べられません」のみ。
丸に斜線の意味を理解するのは困難で、分かったのは子供が何かを食べていることだけ。
言い出したところですぐ止めたからいいものの、アグレッシブな四歳児ならハサミを勝手に取り出して開けて食べてしまっているところです。
相手の気持ちになって考える
誰かに何かを伝えるとき、「きっと伝わるはず」「自分はこんなに丁寧にしている」という考えが
実は独りよがりという可能性があるのではないでしょうか?
先のシリカゲルの袋であれば、きっと最も注意すべきは子供ではないかと思うのです。
であれば、そのメッセージの対象が決して誤食しないようにしなければいけないでしょう。
そのためにはどんなことができるのか。
ドクロの絵を入れる?大きなバツをつける?
いや、それでは問題の解決にはならないかもしれません。
そもそも目につかないように袋の内側に接着してしまう、ということが考えられるかもしれません。
今回は韓国海苔でしたので、吸湿効果のあるトレーを作ってみるなんていう方法もあるかもしれません。
方法はきっと一つではないのです。
重要なのはメッセージによって最も望むべき状態になること。
そんなことを思いながらデザインをしたり、ブログを書いているつもりなのですが、まだまだ難しいですね。
あ、そうそうシリカゲルなんだけど
「シリ・カゲル」ではなくて「シリカ・ゲル」なんだよね!
「尻翳る」って思っていた人残念><
ちなみに
「シリカ」は二酸化ケイ素(SiO2)、もしくは二酸化ケイ素によって構成される物質の総称。
「ゲル(gel)」は液体的な柔軟性を持ちながら固体のような弾力性を発揮する吸水性高分子素材の状態のこと。
ちなみに私達が目にするシリカゲルは脱水乾燥してあるから弾力が無くてカッチカチなんだぞ!
ついでにモンゴルの遊牧民の家屋のゲルはつづりでいうとgerになるんだって。
あとゲルっていうのとゲ○っていう語感が似てて、嫌だなーなんてことを思ったことがある人は静かに挙手な!
今回のワシヅカミポイントは
- 相手にメッセージを伝える重要さ
- 相手の立場、目線になって考えることの大事さ
- 実際シリカゲルって食べたらどんなことになってしまうのか、実は知らないw
の3つ
あと英語圏の人に伝えたい時は「シリカゲル」ではなく「シリカジェル」って言うんだってさ!
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そして売ってるんだね、Amazonでシリカゲル…w