iTunesカードをカメラで読み取り可能にしたApple流UIとUXへのこだわり
なんでも無いようなことが幸せだった、と歌ったのは某ロックバンドですが、なんでも無いことにも幸せを感じられるようにすることはデザインの役割だと信じています。
というわけでタイトルの通りiTunesカードをフロントカメラで読み取ってみたのですが、このちょっとした作業(普通はまさしく作業でしかない)にすら「楽しさ」を盛り込んでいるAppleはすごいなー、と思ったお話。
ちょうどiTunesカードがお得に買えるっていうのでまとめ買いしてきた
いつもお世話になっているなまら春友流の春友さんがキャンペーン中だと教えてくれたのでヨドバシカメラへダッシュ。
個人的に2枚目半額(トータル25%OFF)は超まとめ買いチャンスだと思っているので5000円×4枚の2万円分を15000円で購入。
なんていうかもうお得すぎる。
さっそくカメラで読み取り
まずうれしかったのが、カード裏面のコード部分。
以前まではスクラッチ方式になっていて、ゴミは出るし面倒くさいしで、正直いい所が一つも無かった。
これがシール方式になっているだけでもうれしかった。
そして今回初めて試したカメラ読み取りです。
パソコンのiTunesからカメラで読み取りを選びます。
カメラの前にカードをかざすとまず白い枠が出てきて、コードを見つけると文字が白く浮かび上がり…
そして正しいコードだと文字が緑にピカッっと光って、アカウントにクレジットが登録されるのです。
で、この演出がものすごいかっこ良くて、猿のようにあっという間に4枚のコードを読み取ってしまいました。
ユーザーの手間を手間で無くす工夫
この気遣いには本当に感動しました。
このコードを購入するということは、その後でのアプリや音楽の購入が前提となっています。
ですので普通であればこれまでの方式でも全く問題なかったはず。
しかし、買い物をするという一連の流れを考えた時に、この読み取りが楽しいUIのおかげで買い物全体の体験、すなわちUXも向上しているわけです。
買い物全体の満足度が上がるということは、ユーザーがさらに買い物をしてくれる可能性が高まるということにつながります。
つまりこれは単に楽しい工夫でなく、ユーザーもApple側も喜ぶ仕組みになっているんですよね、これがすごい。
こういう一連の行動まで考えてUIがデザインできているってすごいなーと思ったのでした。
今回のワシヅカミポイントは
- 単なる作業を楽しさに変える工夫
- 買い物という全体のUXを向上させているところ
- 結果としてユーザーもAppleも喜ぶ構造になっている
の3つ
いやー、あの読み取りが楽しくてまた買い物したくなってるもんなー。
興味のある方は是非やってみてください!