デザインあ展に行ってきた。現場でしか体験できない感覚がそこにはありました。
子供がはじめて発した声は「あ」であって、私たちの「あ」ではなく。
しかし、どちらも「あ」ではあるわけで。
NHK Eテレで放映されている「デザインあ」と言う番組があります。
日本を代表するクリエーターが集合し、子供から大人までデザインの面白さを感じられる番組で、我が家でも放送開始以来、親子揃って楽しんでおります。
その「デザインあ」を映像だけでない様々な形で体験できる企画展が、六本木にある21_21 DESIGN SIGHTにて、2013年2月8日(金)〜6月2日(日)の期間で開催されるということで足を運んでみました。
「デザインあ」展
公式サイトはこちら
映像だけでは感じられない魅力が多くてオススメ
この展示会は是非体験していただきたいものが多いのですが、そのいくつかをご紹介。
入り口を入るとこんな展示がお出迎え
自分が「あ」の一部に
いたるところに「あ」が!
自分の体の動き、姿勢が「あ」として認識されるアトラクション。
壁一面を映像が流れ、音が部屋を満たし、目の前にはモノが。
おなじみ「解散!」でバラバラになったお寿司や。
「ちょうどいい」をテーマに制作された小さいのから超大きいマグロ寿司。
などなど、番組のコンテンツから時間軸をマイナスし、その分実感をプラスしたような展示が沢山ありました。
内容的には小学生以上くらいの方が楽しめるかもしれない印象でした。
私が思う「デザインあ」の魅力
「デザインあ」には様々な魅力があると思います。
集結したクリエーターのセンス、その完成度、などなど。
その中でも私が感じるのは観察、理解、分解、再構築に至るプロセスだったりします。
例えば番組のワンコーナーである「解散!」などは「分解」をアニメーションを用いてコンテンツにしたものですし、「デッサンあ」には「観察」がテーマになっています。
要素が理解できれば、新しい要素を足してこれまでに無い解釈ができたり、他の物に転用できたりするわけです。
このあたりは以前こちらのエントリで書いた内容に通じるものがあるかと。
ともかく是非足を運んで体験してみることをオススメします。
自分の無意識に感じている当たり前が少し揺らされるような、そんな感覚が待っているはずです。
「解散!」が書籍になっているんですね
コーネリアスこと小山田圭吾によるサントラも出ていますね。
彼の作品もサンプリングという、細かく分解した音を使って再構築したようなものが多いですよね。
何か通じるものがあるな、と感じました。
あなたの右脳の恋人タムカイ(@切り抜きジャック)でした。