乾電池いらずのRCカー『EDASH』に、私が衝撃を受けた2つのポイント
子供の頃持っていたラジコンは万年電池切れ状態でした、タムカイ(@tamkai)です。
先日行ってきたイベント「東京おもちゃショー2012」では数々のおもちゃが合ったのですが、その中でも私の心をワシヅカミにしたのが、乾電池いらずのRCカー『EDASH』というおもちゃ。
いや、私はこの製品を単なる”おもちゃ”と解釈してしまうにはもったいないとすら感じたのです。
「EDASH」はこのような外観です。
印象的なのが特徴でもある手回し式のコントローラー。
ポイント1.操作方法が革命的で直感的!
コントローラーには手回し用のハンドルと左右のコントロールボタンが付いています。
原理としてはハンドルを回すと電気が発電され、リモコンから赤外線が発信されそれをうけて車が動きます。
このときのハンドルの回し具合に対する動きの反応が、とても直感的で気持ちよいのです。
操作部と操作対象に物理的なつながりが無い場合、どのようにフィードバックを感じさせるかということがとても重要になります。
この「EDASH」はこの感覚がとてもよくできていると感じました。
ポイント2.エネルギー問題と私達の新しい関係
実はEDASHのリモコンは操作のためだけに発電するのでなく、車の内部にある充電池のための発電機もかねています。
つまり遊ぶ前には自分自身で車の充電をする必要があるのです。
ただそれが大変ということは決してなく、操作との連続性の上にあるというところがすばらしいと感じました。
昨年の震災以降の傾向として、エコやエネルギー問題というコンセプトがとても目につくようになりました。
この「EDASH」もそうした製品の一つと言ってしまうこともできます。
しかしこのEDASHの裏には
自分が遊ぶためのエネルギーは自分で作らないといけない
ひいては
今、自分が何気なく使っているエネルギーもこのように誰かが作ってくれている
という構図が隠れているのです。
これは私達とエネルギーの新しい関係のヒントではないでしょうか?
今回のワシヅカミポイントは
- 操作とフィードバックの気持ちよさ
- 自分で遊ぶ分は自分で充電するということ
- ただの”おもちゃ”では終わらない深いコンセプト
の3つ
私はこの製品がデザイン的にとても良くできていると感じました。
デザインと言っても見た目というより、関係性のデザインという意味です。
エネルギーと切っては切れない関係になり、それが当たり前になってしまっている私達、だからこそこのようなカタチでエネルギーとの関係を見つめ直すことも必要なのかなと思ったのでした。
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発売は7月予定だそうです。