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「興味の因数分解」「魅力の代入」という習慣


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Advanced Theoretical Physics
photo credit: Marvin (PA) via photopin cc

先日、会社の同僚と話していてハッと思ったことをエントリ。
ちなみに因数分解なんて言っていますが、僕自身とても理系とはほど遠いのでさらっと読んでもらって大丈夫です(笑)。

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きっかけは会社の情報共有会

先日、会社の同僚と、情報共有会という名目で最近面白かったことや気になったことを持ち寄る会を開きました。
で、ただ発表するだけだとTwitterやFacebookでURLを垂れ流しているのと変わらないので、詳細は省きますが少しワークショップ的な要素を入れて紹介するような形式にしてみました。

その要素というのが

  • グループに分かれて課題を設定する
  • 自分の情報を紹介する
  • なぜ自分がその情報に興味を持ったかを紹介し、対話を通して魅力を掘り下げる
  • 課題に対してその魅力を使った解決策を提案する

というものでした。

この流れを通して、ある人から「自分が面白いと思ったことをそんな風に掘り下げたり、自分の課題に当てはめてみるというようなことをあまりしたことがなかった」と言われたこと、そしてこの直前に習慣化のためには名前を付けて認識すると効果的であるというような実感があったことで、自分にとっては当たり前なことを他人に伝えられるかなと思った次第。


名前を付けるということ

「5年前までは草食系男子なんていなかった」という発言をTwitterで見かけました。
確かに現在の定義についてあやふやな部分はあるものの、5年前に草食系男子はいませんでした。

ただ例えば、一つの解釈である「恋愛に積極的ではない男性」は5年といわず何十年、いや恋愛という概念が生まれて以降存在したはずです。
それが「草食系男子」という名前がついたことで、共通認識となり「あいつは/自分は草食系男子だ」と実感として認識されるようになったのだと思います。

これと同じくある概念や習慣に名前を付けることで、それが顕在化されるということがよくあります。


興味を掘り下げること=因数分解

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photo credit: Gwen Vanhee via photopin cc

因数分解とは、何らかのものを基本的な構成要素に分けることです。
自分がある情報に対してなぜ興味を持ったか、どの部分がおもしろいのかと掘り下げていくことは、すなわち情報を魅力という要素で分解していくことになります。

そこで僕はこの作業を「興味の因数分解」と名付けることにしてみました。

僕の場合は、日々気になってクリップしたWebサイトを見返す時や、興味をひかれた雑誌の記事、本の内容に対してこのような視点で見返すことをよくしています。


魅力を使うこと=代入

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photo credit: TinTrunk via photopin cc

興味を魅力に分解できたら、適宜自分の課題に対して魅力を使って解決を図ろうと考えてみることができます。

そこで僕はこの作業を「魅力の代入」と名付けることにしてみました。

これはある課題に対して強制的に発想を促すことに繋がるので、智慧カードと似たような発想の仕方になります。

智慧カード~発明的問題解決理論「TRIZ」を応用して作られたカードツール~

このやり方は、智慧カードに比べれて抜けもありますが、自分の興味を出発点にしているので、よりアイデアを展開しやすいと感じています。そのためそれぞれの特性を意識した上で組み合わせで使えば効果的になると思います。

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習慣は認識から作る

自分にとって何かが自然と習慣になっている時、それは認識されていないことがほとんどです。
逆に自分が名前を付けて認識できる形にすることで、他人の習慣に出来るのではないかと思います。

今回僕が名前を付けてみた「興味の因数分解」「魅力の代入」も、ある人にとっては違う認識で当たり前の物かもしれません。
ただ、もし、このような習慣がなくて「漫然とEvernoteに記事をクリップしているが活用できていない」「問題に対して行き詰まった時にどうしていいか分からない」「ブログのネタが見つからない」などといったとき、この内容を思い出して実行してみていただければ、そしてそれが何かのヒントになればという思いを込めてこのエントリの締めとさせていただきます。


今回のワシヅカミ!

今回のワシヅカミポイント

  • 興味を持ったことは自分に「なぜ?」と問い直して魅力を抽出する「興味の因数分解」
  • 問題に対して抽出した魅力で解決策を発想する「魅力の代入」
  • 顕在化された習慣を取り込む、また習慣に名前を付けて他人と共有する

偉そうなことばっかり言いましたが、まだまだ精進します><。

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