ライムスターNewアルバム「POP LIFE」の「Hands」がすごすぎてつらい
ライムスターというグループを知っていますか?
彼らはデビュー18年というキャリアで日本のヒップホップを牽引し続ける、「KING OF STAGE」の別名でも知られる日本のヒップホップグループです。
2011年3月2日、彼らのNewアルバム「POP LIFE」が発売されたのですが、その中に収められている「Hands」という曲がものすごいのです。
この曲がどういう曲か、公式ブログによると
昨年、大阪でおこった「二児育児放棄事件」。
その頃ちょうどLiLyさんとお仕事をする機会を得たMummy-Dが、
事件に関して記された氏のブログ記事を拝見して感銘を受け、
着手し始めたのが楽曲「Hands」でした。
「(加害者となった)お母さんが悪い」とかではなく「理由」がある。
まずはそこから。
と語られています。
またこの曲にあわせて解説された特設サイトに書かれたメッセージ。
「<セイヴ・ザ・チルドレン>的な曲はいっぱいあるけど、<セイヴ・マザーズ>とはあまり言われていない。」
にはっとさせられました。
僕自身も現在では二人の子供を育てる中で、母親である妻と色々と話します。
そして時折この歌にもあるように「理想の母親」というイメージとのギャップに悩んでいるようなことがあり、そんなときは僕もできる限り話を聞くようにしています。
先の事件はとても痛ましいものでしたが、もしかしたらこういう葛藤が積み重なってしまったのではないか、「誰かが悪い」と言うだけでなく、きっちりと問題の原因と向き合うことが必要なのではないか、それはこの事件だけではなく他の事件についても同じ事が言えるはずじゃないか、そんなことを痛感させられました。
そしてこう感じさせてくれた音楽のすごさを。
「Hands to Hands」サイト(HandsのPVも見られます)
http://www.sonymusic.co.jp/Music/Info/RHYMESTER/savemother/
HIP-HOPというものについて深く語れるような知識があるわけでも立場でもないですがこれだけは言えます。
この「Hands」という曲は今の日本に本当に必要な音楽の一つであると、そしてこの曲を生み出したRHYMESTERがものすごい存在であると。
ヒップホップについて特に興味が無くても是非この「Hands」を聞いていただければと思ったのでした。
KRE (2011-03-02)
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もちろん他の曲も笑えるものからしんみりさせられるものまでハズレなしでオススメです。