あたらしい書斎とひらくPCバッグと、私のあたらしい物語
今、私の手元には青い表紙をした一冊の本がある。
さてそろそろ出かける時間だな、と足元に目をやると
黒くて四角いカバンがある。
昨日、少し奮発して、二等辺三角形のカバンを買った。
悩みに悩んで決めた色はまたかと言われても黒。
モニターにはさっきまで読んでいたブログが。
そうだ、全部この紫色だ。
みたいもん、いしたにまさきさん
この紫色のブログの中のひとこそ、いしたにまさきさん、その人である。
きっかけは忘れた、でも転機はとれるカメラバッグだった
元々ブログはずっと拝見させていただいた記憶がある。
一度でインパクトのある配色。それからもちょくちょく訪問していた。
転機は昨年5月に発売された「とれるカメラバッグ」
今、私の足元にある黒くて四角いカバン。
発売直前、何気ないネットサーフィンのさなか開発裏話の連載に出会い、過去分をさかのぼり一気に読み切った。
検討の様子が、その真摯さが物語として私をひきつけた。
そのまま家人にサイトのURLを送り付け
「とにかくすごいんだよ!」
と、説得とも何とも言えないメッセージを伝え、発売とともに注文した。
聞くと4日で初回ロットが完売。
一つのカバンでこのようなことが起こるのは異例のことだったようだ。
とれるカメラバッグがつむいだ物語
偶然にもとれるカメラバッグ購入直後に、あるイベントでいしたにさんにお会いし、すばらしいカバンを作ってくださったことへの感謝を伝えることができた。
その時ポロリと
「いつかイベントとかできたらいいねぇ」
という言葉を真に受け、会う度聞いていたところ、ついにイベントが開かれた。
いしたにさんのイベントレポートでは
もともと、いつかイベントやれるといいねえと話はしていたものの、この人がしつこく言わなかったら、たぶん実現はしなかったであろう方から。
というありがたいご紹介をいただいた。
同じカバンばかりが並ぶ異様な光景、みんなの笑顔が印象に残っている。
あたらしい書斎、ひらくPCバッグ
そんな、いしたにさんの最新著書が「あたらしい書斎」である。
物事を思索する場としての書斎の大切さ、現代の住宅事情にあわせた書斎の提案、この時代だからこそのアナログとデジタルを融合した書斎のあり方など、かなり面白い内容だった。
思わずIKEAに行きたくなるし、実際先週末足を運んだ。
そしてこの本と時を同じくし開発された「ひらくPCバッグ」というカバンがこのたび発売された。
ひらくPCバッグ – スーパーコンシューマー
書斎という場を思索しながら、同時に「あらゆる場所をホームにする」という、とても興味深いコンセプトのもと考えだされたカバンである。
また今回も開発の裏話が少しずつ少しずつ公開され、その物語に引き込まれ、発売と同時に注文していた。
物語の時代だ
同じように発表の瞬間を今か今かと待ち、手にした製品がつい先日あった。
AppleのiPhone5だ。
こちらもこれまでに至る進化の経緯や、それによって生み出されてきた個々のストーリーが私を惹き付けて離さないし、結果手に入れてとても満足している。
モノが溢れ、機能もそこそこ横並びの時代に、他との違いをどこで感じるかと言えば、あとはそのモノの裏にある「物語」なのだ。
次は私の物語
ふとここで考える。
人の物語に酔いしれるのも、人の物語の一部になるのも、もちろん悪くない。
ただそれだけではなく、私自身の物語を発信していくべきではないのか、と。
それは今こうして書いているブログであったり、私の作るデザインであったり、もしかしたら他の何か、あるいはその複合体かもしれない。
その物語の一部に書斎があったり、ひらくPCバッグがあったり、iPhoneがあったりする。
それが理想で、それこそが有るべき姿なのではないか、と。
物語と対峙する時、自身も物語を持つことを忘れてはいけない。
それを忘れずにいれば、二つの物語が呼応し、さらに味わい深い物語が生まれるはずだ。
さて、もうしばらくすると手元にやってくる「ひらくPCバッグ」は私の物語でどのような役割を果たすのか、とても楽しみすぎて、時間を忘れるためついこんな文章を書いてしまった。
届くカバンは空っぽだけれど、たくさんの思いが詰まっている、次は私たちがそこに物語を詰め込む番だ。
あなたの右脳の恋人タムカイ(@切り抜きジャック)でした。
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ひらくPCバッグが届いたので開封&ファーストインプレッション!とれるカメラバッグと並べてみた。