金環日食から一日たった朝の風景で、自分が小さな人間だと知る
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2012年5月21日はとても珍しい天体ショー、金環日食が日本の広い地域で見られると言うことで、朝からTwitterのTLはもちろん、街中がそわそわしていたように感じました。
私は通勤途中、家族で歩きながら雲の隙間に綺麗なリングを見ることができましたし、我らがわんぱくブロガーは全力で素敵写真を撮ったりしていました。
【速報】金環日食をNEX-5Nで撮影したぞ! | むねさだブログ
もしくは特に興味がなかった人もいてそれぞれの朝だったと思います。
そして一日たった朝
昨日のそわそわが嘘だったかのように、街は下を向いた人で溢れていました。
ひねくれた私は、じゃああえて今日も空を見上げてみようかと視線を上げてみたのですが、そこには昨日よりもさらに厚い雲が。
太陽の位置さえ分からないなと思っていると、さらにポツポツと小雨。
その瞬間、道ゆく人たちが肩をすくめ、手のひらを上に向けると、少し天を仰ぎ、各々手に持った傘を開いたのでした。
それはある意味当たり前の風景で
昨日の日食はとても珍しい現象だったので、際立ったように感じたのですが、空が変化し、空を見上げ、何か行動を起こすという意味では日食も雨も全く同じだったと気づきました。
その上、日食を見たくてサングラスをつけるし、雨に濡れたくなくて傘をさす。
日食など見ないで過ごすことも、濡れることを気にしないで過ごすこともできる、だけどそうしたくなくて私たちは道具を使う。
むしろ使わなくてはならない。
そんな人間の業に気づいたところで、iPhoneを取り出し、この小さな発見をを書き留めようとする私。
つくづく自分自身が小さくも、でも楽しい人間なんだなということを実感したのでした。
今回のワシヅカミポイントは
- 金環日食は見られて本当によかった
- 実は空を見上げるって普段やっているという発見
- 道具無しでは何もできず、道具があるからなんでもできるのが人間
の3つ
ちなみに金環日食は雲のおかげで用意したサングラスを使うことなく見えたのですけどねw